こんにちはkoumamaです。
前回は妊娠初期の飛行機利用について書いていました。
妊娠初期に国内線の飛行機に搭乗、つわりでキャンセル可?手数料は?元スタッフが解説!
今回は妊娠後期に飛行機を利用する際、いつまでに里帰りすればいいのか、機内での過ごし方のコツ、各航空会社ごとのサービスについてお伝えしていきたいと思います。
妊婦は飛行機でいつまでに里帰りすればいい?国内線の場合
妊娠後期になると、おなかもかなり大きくなってきて歩くこと自体も大変になってきますね。私は里帰り出産はしませんでしたが、仕事で里帰り出産されるかたのお手伝いを多くしてきました。
この経験をもとにお伝えしていきますね。まず、妊娠後期での飛行機の制限はあるのでしょうか。
JAL・ANAともに同じ内容で
① 搭乗日が出産予定日を含め8日以上28日以内の方
医師の診断書の提出が必要
② 搭乗日が出産予定日を含め7日以内の方
医師の診断書の提出と医師の同行が必要
診断書に関しては、搭乗日の7日以内に作成された「航空旅行を行うにあたり、健康上支障がない」という旨、医師が明記したものが必要になります。
JAL仕様の診断書のダウンロードページはありませんでしたが、特に各航空会社仕様以外の診断書でも問題ないとのことです。
上記の制限があるので、できれば産前休暇が始まる妊娠34週を目安に、遅くても35週に入る前には帰っておくようにしておいた方が安心です。
JALとANAの妊婦さん向けのサービスとは
出発当日の手続き方法とJALとANAで妊娠中に受けられるサービスをご紹介しますね。まず、JALでは『ママおでかけサポート』というサービスがあります。
JALには全国の7空港にJALスマイルサポートカウンターという、お手伝いを希望する方専用のカウンターが設置されています。
空港別にカウンター番号を記載します。
東京(羽田)南ウィング 20番 北ウィング 70番
東京(成田)1番
大阪(伊丹)4番
札幌(新千歳)1番
名古屋(中部)Nカウンター最前部
福岡 1番
沖縄(那覇)2番
こちらのカウンターで、座席指定・手荷物受託・お手伝い依頼などが可能です。曜日や時間帯にもよりますが、他のカウンターに比べスムーズに手続きができることが多く、またお手伝いに詳しいスタッフがいるので安心して利用できます。
次にANAでは『妊娠中のお客様のサポート』としてJAL同様に専用カウンターでの手続きが可能です。羽田空港第2ターミナル限定ですが、電動カートサービスあるので、歩くのがつらい方はスタッフにお願いするといいですね。
私がスタッフにお願いしてよかったこと、楽だったことをお伝えします。
スタッフにお願いすること
① 機内で、枕とブランケットを利用したい
妊娠後期になると、おなかの張りや重たさを感じ、まっすぐ座るのは辛いので、少し体を倒すような体勢で座っていました。この時に腰に枕を当てるとすごく楽です。2個あるといいですね。
② 席を壁の後ろの通路もしくは後ろが壁になっている通路席にしたい
席に関しては、もちろんご自身の希望でいいのですが、妊婦になると足元が広い非常口の席はもちろん座れません。ですが、壁(大きいテレビ画面のある壁)の後ろの座席は非常口にはあたらず、足元も通常の座席よりも広く、身体を後ろに倒す体勢がとれます。
ちなみに足元には荷物は置けません。また後ろが壁になっている座席は後ろの人がいないので、リクライニングするのに遠慮しなくていいのも魅力です。
③ 荷物があるので、主人に搭乗口まで来てほしい
基本、保安検査通過は搭乗する本人のみ。しかしお手伝いが必要な場合は、保安上付き添いは1名までは一緒に付き添える場合があります。
お子様一人旅、車いす利用での付き添いケースは付添人1名のみ搭乗口まで一緒に行けます。航空会社によっても異なると思うので、その都度確認してみてください。
【手続き~搭乗まで】
サポートをお願いしたら、保安検査を受けて搭乗口に向かいましょう。搭乗口を確認し、トイレなどをすませ搭乗時刻の25分前には戻ってきておきましょう。
なぜかというと、2歳までのお子様つれ、お手伝いを希望する方などは事前改札を利用することができます。
搭乗の順番は
① 事前改札・・・お手伝い希望の方
② 優先搭乗・・・搭乗回数が多い上級会員
③ 30番以降の後方座席
④ すべてのお客さま
になるので、②のサラリーマンの方々が急いで乗る前に、機内に入ってゆっくり準備することをおすすめします。
機内に入ってやっておくといいこと
事前改札で他の人よりも先に機内へ入ることができましたか?座席を確認したら、必要なものを取り出しましょう。
【事前に取り出しておくと便利なもの】
・携帯・IPADなど(機内モードへ)
・飲み物
・目薬(コンタクトの場合)
・マスク
・スリッパ
こちらも私の個人的な意見なのですが、妊娠後期になるとおなかが大きくて、狭い機内でかがんで物を取ったりすることはかなり大変です。
また、機内は乾燥するし、周囲の人が風邪をひいている可能性もあります。マスクは必須ですね。あと、むくみやすいのでスリッパに履き替えるのもいいですよ。エコノミー症候群にならないためにも、水分補給やたまに動くことも大事です。
最後に
妊娠後期になり、そろそろ里帰りしないといけない時期になってきましたね。
飛行機には妊娠周期の制限があり、臨月になると診断書や医師の付き添いまで必要になることもあります。できれば34週に、遅くても35週には里帰りできるように、前もって準備をすることをおすすめします。
日々おなかが大きくなって大変な時期だとは思いますが、お身体を大切に元気な赤ちゃんを産んでくださいね。最後までご覧いただきありがとうございます。