こんにちはkoumamaです。
2月25日(火)のセブンルールではJAL女性航空整備士の安藤香菜美さんが出演しました。
安藤香菜美さんについて、航空整備士とはどんな仕事なのか、なる為にはどうしたらいいのかなどをお伝えしていきたいと思います。
JAL航空整備士、安藤香菜美の学歴、性格、どこで働いている?
安藤香菜美さんのプロフィールからご紹介します。

出典:https://woman-type.jp/wt/feature/4435
名前:安藤香菜美(あんどう かなみ)
年齢:32歳(2021年8月時点)
出身:鹿児島県
学歴:鹿児島工業高等専門学校、情報工学専攻、卒業
職業:航空整備士 整備班リーダー
所属:羽田空港
入社年:2008年 株式会社JALエンジニアリング入社
性格:負けず嫌いの頑張り屋
安藤香菜美が航空整備士になろうと思ったきっかけは
リケジョ=理系女子の安藤さんは、鹿児島工業高等専門学校で情報工学を専攻していました。しかし在学当時は飛行機の整備や機械工学の分野にほとんど興味はなかったそうです。
しかし転機がきます。学校推薦の就職先の1つとして、JALエンジニアリングが航空整備士を募集していることを知ります!
これには、「こんな面白そうな仕事があるならぜひやってみたい!」と直感が働いたといいます。安藤さんは、実家の近くに空港があったこともあり、もともと飛行機が好きだったとのことです。
入社後に配属されたチームは15名、そのうち女性は安藤さんのみ。しかし高専時代から男性が多いという環境には慣れていたので、全く抵抗はなかった。
女性が少ない職場だからといって、甘やかされるようなことは一切なく、あくまで新人の1人として、一人前の仕事ができるように先輩たちはフォローしてくれたそうです。
ただ、機体の清掃では想像以上に機体に付いた汚れやオイルなどで全身汚れるので、初めは衝撃を受けたが、それも大切な仕事なのですぐに慣れてしまいましたと言っていました。
安藤さんは負けず嫌いと自分で言っています。入社当初、朝の準備ではチームで使う工具箱を運ぶ作業があります。
男女に関係なく持ち回りで担当なのですが、なんと工具箱20㎏弱あります。小柄な安藤さんは男性に比べ腕力が弱く、機体の太いボルトを緩めるような作業をする場合は男性との差を感じ、最初はやっぱり悔しかったといいます。
安藤さんは本当は負けず嫌いだから、自分一人でやり遂げたい気持ちはある。でも、それは私個人の問題なので、チーム全体の効率を意識して仕事を進めるよう心掛けていると話していました。
その一方で小柄な体格だからこそできる仕事も多いそうです。

出典:https://tvguide.myjcom.jp/program/376688/
エンジンやフライトコントロールシステムなどの整備をする際には、部品と部品の間の細い隙間は狭いので、小柄な体の整備士の方が作業しやすい。
こういうのは適材適所、チームで協力して作業を分担すれば効率も上がっていきます。すごく前向きな安藤さんかっこいいですね!
入社当初は、航空業界は外からは華やかに見えた世界だが、理想と現実のギャップに戸惑い、「向いていないのかな」と思った時期もあったといいます。
それでも負けず嫌いの頑張り屋さんの安藤さんは「とりあえず10年はやろう」と決意し、黙々と仕事に向き合ってきました。
そして、現在は飛行機を空に送り出す「GOサイン」を出すことができるライン確認主任者の資格を取得。
航空整備士の道に進んで12年目の安藤さんは、シップリーダーと呼ばれる整備を担当する班長を任されています。
仕事のモチベーション維持法
安藤さんは常に仕事へのモチベーションを保つようにしているそうです。飛行機の整備は多くの人の命を預かる非常に重要な仕事、限られた時間で正確な作業ができるよう、チーム一丸となって整備をします。

出典:https://www.tokai-tv.com/whatsnew/detail/116579
ちょっとしたミスが大事故につながることもあり、常に緊張感があります。夜勤もあるので、体力的に楽とは言えないときもありますが、無事に整備を終えた飛行機を格納庫から送り出す瞬間には、『今日もやりきった!』という何ものにも代えがたい大きな達成感があるといいます。
私も安藤さんと同じように航空業界で働いていました。航空業界、特に現場はシフト勤務で体力的に本当にハードですね。
しかし何かをやり切った時の達成感は本当に何ものにも代えることができません。安藤さんの気持ちよくわかりますね。
また、直接乗客に会うことはほとんどないけれど、安藤さんは「お客さまの命を預かっている」、「お客さまのワクワクした気持ちを台無しにしたくない」と旅をする人に思いをはせながら、毎日一生懸命整備をしているそうです。
飛行機を安全に飛ばすのは” 当たり前 ”と口癖のように言っていました。この高いモチベーションが安全運航を可能にしているのですね。
安藤香菜美のセブンルールとは
安藤香菜美さんのセブンルール気になりますよね。
① ドライバーは右ポケットへ入れる
② 休憩中はマニュアルを読む
③ 樋田さんからすべてを吸収する
④ 夜勤明けはスタバに行く
⑤ 飛行機では翼が見える窓側に座る
⑥ 男女関係なく仕事を振り分ける
⑦ 乗客の「当たり前」を守る
セブンルールを観て、すごく安藤さんがかっこいい女性だと思いました。これからも頑張ってくださいね!
JAL航空整備士とはどういう仕事?
羽田空港には1500名の航空整備士がいます、そのうち女性は28名とのこと。さて航空整備士とはどんな仕事なのでしょうか。
【航空整備士の仕事】
安全の空の旅のため、機体の点検・整備・修理を行うのが航空整備士のお仕事です。
航空整備士の仕事は大きく分けて2つ
① ライン整備
駐機場にてフライトの離陸前に行う飛行機の整備や点検。飛行機が空港に到着してから、次に出発するまでの短時間で、決められた部分の整備・点検を行う必要があるので、スピードと正確さが求められる。
② ドック整備
格納庫で行う飛行機の定期的大掛かりな整備や点検。一定のフライト時間が経過したら1ヶ月〜2ヶ月かけて整備・修理を行います。エンジンや着陸装置、コックピットなど様々な部分が対象になります。
入社後は、新入社員として一般的な訓練を受けます。初級整備士、2級整備士、1級整備士と順に資格を取得していきます。
安藤さんも取得した1級整備士とライン確認主任者の資格を2つ持って、やっと一人前の整備士となるそうです。
早い人、遅い人はいますが、一人前になるころには30歳を過ぎてしまいます。安藤さんも現在は31歳。1級整備士として一人前になった安藤さん、これからの活躍が楽しみです。
航空整備士になる為には
航空整備士になるためには、
① 4年制大学の理工系から大手航空会社や関連整備会社に入社する
② 専門学校において整備の知識を習得し、航空会社および整備関連会社に入社する
この2つが主流ですが、専門学校卒業の方が多いようですね。また中日本航空専門学校ではJALやANAと提携しており、インターンシップを行ったりしています。
最後に
今回はJAL航空整備士の安藤香菜美さんについて、航空整備士についてお伝えしました。
飛行機の安全を守る大事な仕事、体調に気を付けてこれからも空の旅の安全を守っていってほしいですね。
最後までご覧いただきありがとうございます。