こんにちはkoumamaです。飛行機を予約しているのに、満席の為他の便への振替に協力いただけませんか?と聞かれた経験のある方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は意外にもフレックストラベラーを狙う方がいるので、どの路線で多いのか、またどの時間帯や曜日で多いのかをご紹介していきたいと思います。
フレックストラベラーを狙うならどの路線や時間帯?
飛行機利用の多い方なら一度は耳にしたことがある『フレックストラベラー制度』、いったいどういうものかを簡単にご紹介してから、どの路線や時間帯に多いのかを見ていきましょう。
ご予約をお持ちでも、さまざまなご都合により空港にお越しになれないお客さまもいらっしゃることから、一部の便において座席数よりも多くの予約を承ることがございます。
予約数が座席数を上回り、座席が不足した場合に、当該便をご予約済みのお客さまのなかから自主的に便の変更などについてご了承いただける方を募り、ご協力いただいたお客さまに対して、協力金またはマイルのお支払いおよび代替交通手段の提供を行う制度です。
出典:JAL公式HP
実際にはこの制度を利用したくて、満席便を狙う方も結構いますよね。私の友人もその一人です。
ではどの路線に多いかというと、まぁ一概にはいえないのですが。満席便が多いのは伊丹線や福岡線などの幹線ですね。
こういう幹線では満席であることが多いのですが、その分機材が大きいのでオーバーブッキングがうまく解消されることが多いんですね。
その為、150席前後の737などの比較的小さな機材の地方路線などで、オーバーブッキングとなった1席が結局解消されず、フレックストラベラー制度になるという確率の方が正直高いと思います。
時間帯や曜日はやはり金曜日の午後や日曜日の午後など込み合う時間帯の確率が高いと思います。でもこればっかりは運としか言えないと思いますね。
フレックストラベラー制度の対象者や協力金はいくら?申込方法は
では実際のフレックストラベラー制度の対象者や協力金やマイルを見ていきましょう。
【対象者】
① 当該便の予約があり、航空券を購入済みであること
② 各種締め切り時刻までに手続きの申告をしていること
【協力金・協力マイル】
当該便の出発日と同日に振替をした場合
協力金:10,000円 または 協力マイル:7,500マイル
当該便の出発日の翌日以降に振替をした場合
協力金:20,000円 または 協力マイル:15,000マイル
仮に、自分の搭乗予定の飛行機が10時発羽田伊丹行きで、フレックストラベラー制度の募集し、次の便11時発に変更を募っていたとします。
仕事などで急いでいなければ1時間後に必ず乗れるのであれば、現金10,000円もしくはマイル7,500マイルをもらって変更したいですよね。個人的にはそう思います。
上級会員の方々は現金より、ほとんどの方がマイルを選択しますね。7,500マイルを実際に稼ごうとするとかなりの回数搭乗するか、カードでショッピングしなければなりません。
出典:JAL
振り替えた次の便がたとえ満席でも、必ず乗せてもらえますので安心してくださいね。
もし1名のフレックストラベラー制度募集に対し、2名の協力者がいた場合に基本的には受付順ですが、出発時間ギリギリの場合などには、受託手荷物がない方が優先されることもまれにありますね。
なぜかというと、貨物室から受託手荷物を探しおろさなければならないからです。出発時間ギリギリにそれをやっていたら飛行機が遅れてしまって、他の乗客にも迷惑をかけてしまうことになりますよね。
といっても、まったく協力者がいなければ上で紹介した、あり得ない事態になりかねませんので、もし次の便でもいいよ~という心の優しい方々はぜひ協力してもらえるとスタッフはすごく助かると思います。
ちなみにJALではあらかじめ『フレックストラベラー制度』に登録ということができませんが、ANAではANAマイレージクラブ会員の方限定で、AMCフレックスパートナーに登録することができます。
登録時に協力金で受けとるとしていても、当日に協力マイルに変更することもできるようですよ。もしそういう時が来たら、協力したい!という方はぜひご登録をしてみてください。
とはいえ、パートナーに登録しても協力義務はないので、その時のご自身の判断で協力すればいい制度です。
なぜオーバーブッキングは起こるのか、実際にあった欠航ケースとは
飛行機を予約したのに満席で、事前座席指定ができていなかったため、少し待たされた挙句に搭乗口で待っていてくださいと言われたことありませんか?
また、飛行機が満席なので、次の便への振替にご協力いただけませんか?とアナウンスを聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
予約して購入もしているのに『なんで?』って感じですよね。しかし実際に国内の大手航空会社、JALやANAでも普通に行われていることなんです。
なぜこんなことになるのか不思議に思いますよね。これは、都合により空港に来ない乗客を見越して座席数よりも多くの予約を取っている為なんです。
航空会社は1席でも多く座席をうめ、できれば満席で便を出発させたいと思っています。飛行機を飛ばすのにも莫大な費用がかかるので、これは理解できますね。
実際に国内線の羽田空港の現場では、金曜日の夕方以降の羽田発伊丹行は機材は仮に300人乗りだとすると、予約を350くらいは受け入れたりしていました。
新幹線や他社と競合する路線では一人で何便も予約している人などもいるため、かなり強気に予約を受け入れているのですね。
実際にはNO-SHOW(空港に来ない)の方が多く、飛行機の定員数までは来ることなく、空席待ちの方に順番が回るということがよくありましたね。
その為、路線や時間帯にもよりますが、早いと出発便の1時間前には事前座席指定以外の方の座席不足が発生するという状況になることがあります。
この状況になると、予約をしていても事前座席指定ができていなければ、座席調整で待たされることになるORフレックストラベラー制度への協力依頼があるということになります。
飛行機が満席だからフレックストラベラー制度での協力金がもらえるというわけではありませんが、振替便への協力者を募集していて、振替に協力し、実際に振替便に搭乗することが決定した場合は協力金が貰えます。
振替便への協力者として申し出ても、座席調整ができれば協力金は発生せず、航空会社のスタッフより感謝の言葉をかけられ、当初の予約便へ搭乗することとなります。
今までにないケースですが、オーバーブッキングの人数が多すぎて、座席調整ができず、飛行機が欠航となる今までにない事態が実際に起こっているんです。
日本航空(JAL)は、11月21日(水)の羽田空港発福岡空港行きのJL335便(定刻:羽田19時45分発、福岡21時45分着)において、オーバーブッキングによる座席調整に時間を要し、福岡空港の運用時間内である22時までに着陸できないと判断し欠航となった。
天候や機体整備、滑走路閉鎖などではなく、オーバーブッキングによる欠航は日本国内では聞いたことがない。
座席の調整に手間取り遅延するケースは稀にあるが、最終的に欠航になって全員が乗れなかったというのは初めてのケースである。
375人乗りの飛行機に401人の予約。チェックインは395人で20席が不足した。
出典:yahoo news
今までにはない本当にレアケースで、本当にあってはならない事態ですよね。
いろんなケースがありますが、空港で待たされたり、搭乗口で待つことを避けるには、購入と同時に真ん中席でも事前座席指定をした方がいいですね。
事前座席指定が埋まってしまっていた場合は、出来るだけ早めに空港にいくことをおすすめします。ただし次の便がすぐにあるような路線で、『フレックストラベラー制度』に申込たい方はまた別ですが、、。
フレックストラベラー制度で宿泊費は出る?自宅が近隣の場合は?
フレックストラベラー制度に協力が決定した場合に宿泊費がでるのか気になるところですね。もちろん当日中に出発できれば、宿泊費の負担はありません。
出発が翌日以降で、宿泊手配が必要な場合には、協力金や協力マイルに加えて宿泊費や宿泊施設と空港間の交通費を航空会社が負担します。
とはいえ、高級ホテルではもちろんなく、羽田空港第2ターミナルと直結しているホテル「羽田エクセルホテル東急」や羽田国際線ターミナル併設の「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」が多いかなと思います。
自宅が東京都内など宿泊手配が不要な方はどうなるのでしょうか?この場合は、航空会社が定める範囲で、自宅と空港間の交通費を負担してくれます。
また、仮に振替をした便に搭乗しない場合は手数料なしで払戻が可能で、もちろん協力金はもらえます。
いろいろ書きましたが、結果として座席調整ができた場合は、協力の申し出をしていた場合でも、搭乗便に搭乗してもらうこともしばしばあります。
その場合は残念ながら「協力金」はもらえませんので、航空会社のスタッフの感謝のみをお受け取りくださいね。
最後に
今回はフレックストラベラーを狙うにはどの路線や時間帯がいいのか、協力金やマイルについて、そして翌日以降に振替した場合の宿泊費も負担してもらえるのかについてお伝えしていきました。
以上です。最後までご覧いただきありがとうございます。