こんにちはkoumamaです。
今回はシステム障害や機材故障のなどの会社都合の事由により、搭乗予定便が欠航した場合の振替・払戻・補償についてお伝えします。
飛行機欠航はいつ決まる?振替・払戻は?JAL・ANA悪天候の場合
飛行機欠航し振替便が満席!払戻や振替方法は?【航空会社事由】
ここでは航空会社事由での欠航の場合の対処法についてまとめています。悪天候での欠航や条件付きの運航については下記のブログをご参照ください。

飛行機欠航はいつ決まる?振替・払戻は?JALやANA悪天候の場合
悪天候で飛行機が条件付き!確率や補償は?元航空会社スタッフが教えます
空港に着いたら、もしくは空港に向かっている途中に搭乗予定の航空会社から、機材トラブルやシステム障害による欠航等のメールがあることもあります。
この場合は4つの選択肢があります。
1.同社の他の便へ変更
2.他社の航空会社へ変更
3.他の交通機関へ変更
4.旅程の取りやめによる払い戻し
同社の他の便へ変更を選択する場合
この場合は、必ず新たにとる予約便が通常運行であることを確認してください。カウンターででも変更はできますが、できるだけスムーズな各航空会社のHPからの変更がおすすめです。
通常は変更できない運賃でも、1回に限り予約変更が可能です。
振替便が満席の場合は、空席待ちができますが、かなりの人数になることが予想されるので、他社便へ変更する方が賢明です。
他社の航空会社へ変更を選択する場合
システムダウンの場合は復旧のめどが立ちづらい為、迷わず他社便に振り替えすることをおすすめします。
【手続方法】
① 当初の予約便の取り消し(予約の航空会社のWebサイトにて予約のみを取消、オープンにする)
② 他航空会社の便を予約 ただし、連帯運送契約締結会社(ANA⇔JAL)に限ります。下記参照
③ 当初予約の航空会社の空港カウンターにて航空券の受け取り(下記に注意事項あり)
④ 受け取った航空券を持って、他航空会社便の搭乗手続きをする
◎連帯運送契約締結会社(下記参照)・・・当初の予約便がJALの場合
●IBEXエアラインズ●エア・ドゥ●ソラシドエア●スターフライヤー●オリエンタルエアブリッジ●ANA
注意事項)③ 通常JALからANAへエンドース(どの航空券でも他社で使えるようにする手続き)するときは、元々の航空券を振替航空会社へ持参する必要があります。もちろん反対の場合も同様です。
システムダウンの場合はシステムが起動していないため、発券自体もできない可能性があります。空港スタッフか電話にて航空券を他社に持参する必要があるかを確認してください。
また、長蛇の列で地上スタッフに全く声をかけられない状況、電話も繋がらい状況である場合で、どうしても急ぎで飛行機に乗らないといけない場合は振替する航空会社で新規購入しましょう。領収証は必須です。
新規購入分についてはJALが全額負担するかどうかはわかりませんが、すでにJALで支払った航空券については後日でも手数料なしで払戻が可能です。
当日新規購入するとかなりの金額になるので、クレジットカード等があればいいですね。
その時の状況で航空会社の対応は変わるので、できる限り地上スタッフ・コールセンターで最新の情報を確認してください。
他の交通機関へ変更を選択する場合
他社便が満席で、予約が取れず、空席待ちをしても見込みがない場合は他の交通機関へ変更を選択するといいと思います。
【手続方法】
① 公共交通機関の予約および乗車券の購入
② お持ちの航空券の全額払い戻し
急いでいる場合は、後日HPから全額払い戻しもできるので、カウンターに並ぶ必要はありません。
ただし、スーパー先特などの航空券の場合は、公共交通機関の料金の方が高くなる場合があり、差額を航空会社で負担するので、その際はカウンターでの手続きとなります。
振り替え時の費用精算については各航空会社のスタッフやコールセンターにて問い合わせしてください。
旅程の取りやめによる払い戻しを選択する場合
この場合は、搭乗予定日から30日+10日以内に払戻を行えばOKなので、込み合った空港にいる必要はありません。
各航空会社のHPから払戻ができます。欠航していれば不要ですが、まだ欠航が決定していない状態で旅行を取りやめにする場合は必ず予約だけは取消してください。もちろん手数料なしで払戻可能。
◎注意点◎旅行会社を通じて購入した航空券など、HPから払い戻しできない航空券もあります。
飛行機欠航し振替便が満席!補償は?宿泊費や交通費は?【航空会社事由】
この補償は、このようなシステム障害、機材故障など航空会社事由での欠航・遅延の場合にのみ適用されるものです。
- 振替の結果、到着空港から目的地までの定期公共交通機関が利用できない場合
当初の予約便の航空会社が目的地までの交通費(上限15,000円)を負担。ただし、予約便より遅い便に振り替えた場合のみ
2. 翌日以降の振替のため、宿泊費が必要になる場合
宿泊費および空港、宿泊先間の交通費(合計で上限15,000円)を負担
【精算方法】
予約便出発予定日(欠航・遅延発生日)から30日以内に以下のものを用意し、各航空会社へ郵送。後日指定の口座へ振込となります。
◎送付物◎
- 振り替え便などの搭乗を確認できるもの(搭乗券など)
- 諸費用分の領収書(コピー不可)※ 郵送した領収書などは返却されません。
- 立替費用精算書
JALはHPにはなく、振替時の費用精算については、JALの空港スタッフに立替費用精算書と返信用の封筒をもらってください。
最後に
予定する便に搭乗できないとなると焦りますよね。しかし、このような状況でも、最善の選択でいち早く目的地に到着できる役に立てればうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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